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ディズニーの街 セレブレーション

フロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールド (WDW) の南側には、ディズニーが創った街があります。
街の名前は【Celebration セレブレーション】。
ここはテーマパークとしての街ではなく、病院や学校、オフィスが存在し、住人達が暮らしています。

歴史

1965 年、ウォルト・ディズニー社はフロリダ・オーランドに広大な土地を購入しました。
ウォルト・ディズニーはこの場所に理想の未来都市を建設しようと考えていました。

未来都市の名前は【EPCOT (Experimental Prototype Community of Tommorow) エプコット】と言います。

ウォルト・ディズニーは未来的な理想都市を目指し、一つの独立した共同体を作ることを計画していましたが、彼は翌年に他界したため理想都市の建設は難しくなり、最終的にはテーマパークの一つとなりました。

しかし、1984 年にディズニー社の CEO に就任した Michael Eisner 氏はこの地にディズニーが理想とする街を創り出そうと考えたそうです。
1994 年に建設された理想の街【セレブレーション】は現在多くの人々の憧れの地となりました。

(参考:パナソニック ソリューション 世界のエコタウン セレブレーション)

行き方

レンタカーやタクシー、配車サービス (Uber や Lyft) などを利用してセレブレーションに行くことが出来ます。
街の中にはスピードメーターが付いていたり、一方通行の道が多くあったり、駐車スペースにも決まりがあるため、タクシーや配車サービスを利用した方が良いと思います。
ウォルト・ディズニー・ワールドにあるディズニー・オールスタースポーツ・リゾートから車で 20 分ほどで到着します。

配車サービスで目的地を設定する場合は、セレブレーションにあるスターバックスを目的地にすると湖にもダウンタウンにも行きやすいと思います。

街の特徴

セレブレーションは、伝統的近隣住区開発(TND : Traditional Neighborhood Development)の代表例として、よく取り上げられるそうです。
伝統的近隣住区開発とは、自動車を中心とした生活の反省から登場した都市開発方法で、伝統的な街が持っていたコミュニティの良さを現代の都市に組み込んだ街づくりの手法だそうで、街中を歩くと賑やかな都市とは違う居心地の良さを感じます。
(参考:パナソニック ソリューション 世界のエコタウン セレブレーション)

街を歩いていると、信号がないことに驚きます。
横断歩道は多数ありますが、歩行者を最優先しスピードを出した車も見かけませんでした。

特に、歩行者や生活者の視点から街づくりを捉え、近隣住民の絆が重視されているそうです。

街の中には子供が安心して遊べるようなプレイグラウンドやスケートリンクがあったり、ベンチやロッキングチェアがあちこちに置かれていました。

ゴミも落ちていません。
犬を散歩させている住人をたくさん見かけましたが、この街には犬のフンを掃除するためのビニール袋とゴミ箱が歩道や広場などに多数設置されています。

街の様子

都市の中央には水路と並木からなるウォーターストリートがあり、その北側には公共のゴルフ場、反対側にはタウンセンターと湖が配置されています。

建築物

セレブレーションのダウンタウンには、全米の著名な建築家が集められ、タウンホールや郵便局、銀行や映画館などが建設され、街開きの前から観光客が訪れ賑わったそうです。
街の中を観てまわるだけでも楽しい場所です。

マイケルグレイブスがデザインした郵便局

駅舎を生かした銀行

シーザーペリ&アソシエイツが設計した映画館

ショップ

湖の近くにあるダウンタウンには沢山のショップが立ち並んでいます。
1940 年代の古き良きアメリカの街並みにはスターバックスや日本食のレストラン、スイーツのお店、雑貨店が軒を連ねています。

マカロンのショップ。

スターバックスは湖に近い場所にあります。

うさぎのロゴが可愛いスイーツのショップ。

【あり】という名前の日本食レストランです。

カードやキャンドルを扱っている雑貨店。

お洒落なパン屋。


テーマパークとはまた違った楽しみが出来る場所だと思います。
週末にはイベントなども行っているので、機会があればぜひ行ってみてくださいね。

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