ウォルト・ディズニー・ワールド (WDW) へ行く場合、最寄りの空港はオーランド国際空港 (MCO) です。
しかし、日本から直行便はないためアメリカ国内やカナダで乗り換えをしなくてはなりません。
今回は【ダラス・フォートワース国際空港 (DFW)】での乗り継ぎについてレポートします。
今回の内容は、アメリカン航空を利用して成田国際空港→ダラス・フォートワース国際空港→オーランド国際空港へ行った場合 (乗り換え一回) を参考に記載しています。
ダラス・フォートワース国際空港
ダラス・フォートワース国際空港 (以下、ダラス空港とします) は、アメリカ合衆国テキサス州ダラスとフォートワースの間にある空港です。
総発着数は世界 3 番目、旅客運送は世界 6 番目に多い空港で、アメリカにおいて主要な航空会社であるアメリカン航空のハブ空港でもあります。
そのため、ダラス空港における発着枠の 7 割がアメリカン航空が占めています。
ダラス空港は 5 つのターミナル (Terminal A, B, C, D, E)、7 本の滑走路を有しています。
広大な空港に存在するターミナル間は【Skylink スカイリンク】というシャトルで移動します。
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引用:DFWairport. Connect/Transfer at DFW[/aside]
航空会社ごとに利用するターミナルが違います。
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- Terminal A:アメリカン航空
- Terminal B:アメリカン航空
- Terminal C:アメリカン航空
- Terminal D:インターナショナルターミナル。アメリカン航空、エミレーツ航空、日本航空 (JAL)、ブリティッシュ・エアウェイなど
- Terminal E:エア・カナダ、アメリカン航空、デルタ航空、フロンティア航空、ジェットブルー航空、スピリット航空、ユナイテッド航空など
引用:DFWairport. Terminal Maps
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日本からは、JAL およびアメリカン航空を利用した場合に使うことが多い空港で、インターナショナルターミナルである Terminal D を利用します。
Terminal 間をむすぶ【スカイリンク】にはエレベーターをのぼって待合場所に移動し、約2~3 分間隔で走るシャトルに乗ります (24 時間運航)。
無料で利用できる【スカイリンク】は両方向に走っているので、目的地に近い方のシャトルを利用してください。
シャトルは一番遠いポイント間でも約 9 分で到着します。
ダラス空港での入国の流れ
国際線で到着したら、パスポート、VISA (または ESTA)、税関申告書、帰りの飛行機のチケットなどを提示して入国審査を受けます。
[aside type=”warning”]携帯電話・カメラ・ビデオの使用禁止
入国審査終了までは、携帯電話等の使用は出来ません。[/aside]
1. 入国手続き
飛行機から降りて、ルートを進んで行くと入国審査のために広い部屋に入ります。
正面左側が Automated Passport Control (APC) 専用レーン、右側が APC を利用されない方の専用レーンです。
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引用:JAL ダラス・フォートワース国際空港[/aside]
日本国籍の場合、以下のいずれかの流れで手続きを行います。
① Automated Passport Control (APC):自動パスポートコントロール
ダラス空港では APC を導入しています。
APC を利用することで、一部の入国審査が自動化されており、タッチパネルから日本語を選択することが出来るのでとても便利です。
家族ならば同時に手続きが出来るので、同じ機械に進んでください。
パスポート情報を読み取り、質問事項に応え、写真を撮影すると内容が記載された用紙が印刷されるので、それを持って進みます。
税関に関する内容も APC の質問事項にでてきます。
APC のキオスクが使用できるのは、アメリカ人、カナダ人またはビザ免除プログラムの対象者 (=ESTA 認証者) です。
[aside type=”boader”] ESTA:特定の国籍の方が米国に渡航する場合、有効なパスポート、往復または次の目的地までの航空券・乗船券を所持し、渡米目的が短期の商用や観光であれば、ビザなしで米国に90日以下の滞在が可能となるプログラム。
ESTA 申請についてはこちらの記事をご参照下さい
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日本のパスポートをお持ちの方で ESTA 登録されている方は利用可能ですが、誰でも可能という訳ではありません。
ESTA を取得して2回目以降の入国からが対象となりますので、少なくとも 1 回はお手持ちのパスポートで入国係官のいるカウンターで税関手続きを行う必要があります。
操作が終了すると撮影した顔写真等が印字されたレシートのような紙が印刷されます。
印刷された内容に大きな「 ✕ 」の記載がある場合には CBP 職員による手続き②へ進みます。
それ以外の方は、この紙とパスポートとを準備して入国審査の列②へ進みます。
[aside type=”normal”]上記の項目を満たしている場合でも、大きな「 ✕ 」が出ることがあります。
写真がうまく取れなかったり指紋がきちんと読み取れないことも原因かと思います。
指が乾燥していると指紋が取れないことがあるので、職員から頭皮を触って油分を指に付着させることを勧められました。[/aside]
②アメリカ合衆国税関・国境警備局 (CBP) での手続き
・ESTA の承認を受けていない、または ESTA の承認を受けてから初めてアメリカに入国する方
・機内持ち込みの荷物に、海外で購入したものやアメリカドルに換算して $10,000 以上の現金を所持している場合や農作物を持ち込む場合
旅行者の身元を証明するため、専用のレーンにならび CBP 職員に手続きを行ってもらいます。
2. Baggage Claim で荷物を受け取り、税関審査を受けた後に再度預ける
最終目的地がダラス空港でなくとも、一度預けている荷物を受け取らなくてはなりません (航空会社や経路によっては該当しない場合もあります)。
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引用:JAL ダラス・フォートワース国際空港[/aside]
Baggage Claim へ行くと、いくつかレーンがあります。
自身が利用された飛行機の便名が表示されているレーンへ行き、自分のスーツケースなどの荷物が出てくるのを待っていてください。
[aside type=”normal”]荷物の取り違いに注意
黒やシルバーのスーツケースは見分けがつきにくいので、ラゲッジタグをつけるなどの目印をつけておくと良いでしょう。[/aside]
スーツケースなどの荷物をすべて受け取ったら、税関審査へ進みます。
税関審査を通過した後、荷物を再度預けます。
3. セキュリティゲートを通過
手荷物や身に着けているものの中に、危険物がないかをチェックします。
液体やペースト状のもの (歯磨き粉やマスカラなども) はチャックが出来る袋に入れます。
もし国際線の飛行機内でもらったペットボトルの水などを持っていたら、レーンの入口にあるゴミ箱に捨ててください。
パソコンやスマートフォンやバックから出してトレイに並べて、時計やベルトなども外し、靴も脱いでトレイに入れます。
荷物や衣類を重ねてトレイに入れてしまうと、再チェックの対象になる場合があります。
4. 乗り継ぎをする飛行機が出発するターミナルへ向かう
【スカイリンク】を使って、乗り継ぎをする飛行機が出発するターミナルへ移動してください。
[aside type=”warning”]突然の変更に注意
搭乗ゲートやフライト時刻が変更になっている場合があるので必ず確認しましょう
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ここまでくれば安心です。
ターミナル内にはカフェやショップが沢山あるので、搭乗時間まではゆっくり過ごしてください。
時間に余裕があれば、ラウンジなどを利用するのも良いですね。
ダラス国際空港の入国案内を JAL のオフィシャルサイトで分かりやすく説明をしてくれています。動画もあるのでぜひご覧ください。
ダラス空港で国際線に乗り継ぐ場合
オーランド国際空港からダラス空港で飛行機を乗り継いで日本に帰って来る場合は、往路よりも簡単です。
オーランド国際空港にてスーツケースを預けてセキュリティチェックを行い、パスポート、搭乗券の確認をしているのでダラス国際では特別な手続きは行いません。
[aside type=”warning”]預けた荷物はどうする?
スーツケースなどの荷物をダラス空港で引き取る必要はありません。
入国審査や税関申告は日本に入国する際に行うため、オーランド国際空港からダラス空港で飛行機を乗り継ぐ場合には行いません。[/aside]
ダラス空港はとても綺麗で分かりやすい空港でした。
アメリカン航空は JAL のコードシェア便であるため、日本語のインフォメーションも流れていました (私はそのお陰で復路の国際線を乗り過ごさずに済んだほどで、有難かったです)。
[aside type=”boader”]その他の空港について
アメリカのその他国際空港での乗換についてもまとめています。詳しくはこちらをご参照下さい[kanren2 postid=”1066, 2603, 10625, 9444, “][/aside]
参考にしていただき、楽しい旅にしてください!