ウォルト・ディズニー・ワールド (WDW) 内ではこの様な表示を見かけます。
【Mosquito Prevention】
これが何なのかを知っていれば、あなたや大切な人の身を守る一助になるでしょう。
国際的な背景
【Mosquito Prevention】とは、蚊に対して身を守るための対策のことです。
蚊を媒体として広がる感染症について、ニュースなどで耳にした方も多いでしょう。
近年では【ジカ熱】という感染症がアジア、アメリカ、アフリカ、太平洋で広がり、大変問題となりました。
2015 年 12 月頃からアメリカ大陸で流行が認められ、この流行をうけて 2016年2月1日に世界保健機関により国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態が宣言される事態に発展しました。
日本でも 2016 年 2 月 5 日に 4 類感染症として認定されました。
※ 4 類感染症 人から人への感染はほとんどないが、動物、飲食物などの物件を介して人に感染、国民の健康に影響を与えるおそれのある感染症 (参考:大幸薬品 日本における感染症対策)
WDW では
このような背景を受け、WDW では蚊に対する対応をしっかりと行っています。
案内
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ウォルト・ディズニー・ワールドでは【蚊】のもたらす影響に対して、防止策をとりモニターを続けています。
- The Centers for Disease Control and Prevention (CDC:アメリカ疾病予防管理センター) の指針に従って、蚊によって広がる疾患の拡大を防ぐ最良の方法をとっています。
- CDC は Environmental Protection Agency (EPA:アメリカ合衆国環境保護庁) に登録された昆虫が嫌がり、身を守れる衣類を着用するよう推奨しています。
- 簡易な方法として、ウォルト・ディズニーワールド・リゾート内には昆虫が嫌がるものを用意しています。詳しくは近くのキャストに聞いてください。
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WDW のオフィシャルサイトでも【Mosquito Prevention】の案内があります。
虫よけ
パークの中では、このようなものを見かけます。
これが“昆虫が嫌がるもの”です。
これは虫よけのローションで、自由に使うことが出来ます (無料)。
WDW 内は屋外で遊ぶことが多いので、このように虫よけのアイテムが置かれています。
パーク内で見つけたら使用して構いません。
テーマパーク内では各々 5 ~ 6 箇所、【Disney Springs ディズニー・スプリングス】やウォーター・パークにも設置されています。
場所によっては木々が多く繁る場所があります。
例えば、【Magic Kingdom マジックキングダム】エリアにある【The Campsites at Disney’s Fort Wilderness Resort キャンプサイト・アット・ディズニー・フォート・ウィルダネス・リゾート】では、ミッキーと仲間達と楽しいキャンプが出来るダイニング【Mickey’s Backyard BBQ ミッキーのバックヤード・バーベキュー】というキャラクターダイニングがあります。
このダイニングでは、日が落ちてから長時間を屋外で過ごします。
ダイニングに集中するためにも、行く前には虫よけをしっかり使用して行った方が良いでしょう。
[aside type=”warning”]肌が弱いなどで使い慣れないローションやクリームを使用することに抵抗がある方は、ご自身で用意してください。[/aside]
蚊に刺されたら
もしも蚊に刺されてしまったら、救護室へ行くとかゆみ止めをくれます。
ジェル状のもので予備分ももらえました。
今回の薬にはステロイドは含まれておらず、主なかゆみ止め成分は 【Diphenhydramine ジフェンヒドラミン】という抗ヒスタミンです。
Benzethonium Chloride は消毒、Zinc acetate も消毒やかゆみ止めに含まれているそうです。
英語で「痒い」は「itch」と言います。
「イッチ」と言えば出してくれるでしょう。
何よりも【安全】を大切にするディズニーらしい取り組みですね。
リゾートでの時間を安心して楽しむためにも、参考にしていただき楽しい時間を過ごしてください。