アメリカ北部に位置する【ミネアポリス・セントポール国際空港】はアメリカ国内で乗り換えをする際に利用されることも多い空港です。
本稿ではミネアポリス・セントポール国際空港での乗り継ぎや空港の様子についてご紹介します。
(デルタ航空を利用して羽田空港→ミネアポリス・セントポール国際国際空港→オーランド国際空港へ行った場合 (乗り換え一回) を参考に作成しています)
ミネアポリス・セントポール国際空港
【ミネアポリス・セントポール国際空港 (ミネアポリス空港:MSP)】はアメリカ合衆国ミネソタ州のミネアポリス市とセントポール市にまたがる空港です。
旧ノースウェスト航空 (2010 年にデルタ航空と経営統合) とサン・カントリー航空のハブ空港であったことから、ミネソタ州最大かつ最多の離着陸を誇ります。
【ミネアポリス空港】には【ターミナル1:リンドバーグ (Lindbergh)】と【ターミナル2:ハンフリー (Humphrey)】の 2 つのターミナルがあります。
ターミナル1:リンドバーグ
飛行家のチャールズ・リンドバーグにちなんで名づけられたターミナルで、7 つのコンコース (A-G) から構成されています。
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引用:Minneapolis airport Terminal 1 Map
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【ターミナル1】を利用する航空会社は以下の通りです (2018 年 8 月 14 日現在)。
- Air Canada エア・カナダ
- Air Choice One エア チョイス ワン
- Air France エール・フランス
- Alaska Airlines アラスカ航空
- American Airlines アメリカン航空
- Boutique Air ブティック エア
- Delta Air Lines デルタ航空
- Frontier Airlines フロンティア航空
- KLM Royal Dutch Airlines KLM オランダ航空
- Spirit Airlines スピリット航空
- United Airlines ユナイテッド航空
最新情報は、ミネアポリス空港オフィシャルサイト をご確認ください。
【ターミナル 1】には地元の人気店を含む 100を超えるショップやサービス、レストランが揃っているので、空港の中を観て回るのも楽しい場所です。
ターミナル 2:ハンフリー
2001 年に建設された【ターミナル2:ハンフリー】はミネソタ州選出の副大統領ヒューバート・H・ハンフリーにちなんで名づけられた空港です。
【ターミナル2】は以下の航空会社が利用しています (2018 年 8 月 14 日現在)。
- Condor コンドル航空
- Icelandair アイスランド航空
- JetBlue Airways ジェットブルー航空
- Southwest Airlines サウスウエスト航空
- Sun Country Airlines サン・カントリー航空
最新情報は、ミネアポリス空港オフィシャルサイト をご確認ください。
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引用:Minneapolis airport Terminal 2 Map
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ミネアポリス空港での入国から乗り継ぎの流れ
ミネアポリスが最終目的地では無い場合、先ず入国に関する手続きを行ってから荷物を預け直して次の便に乗り継ぎます
1.入国手続き
先ずは全員が同じ列に並び、進んだ先で下記の①または②へと別れます。
① Automated Passport Control (APC) 自動パスポートコントロール
米国の一部の空港に於いては、APC による入国手続きの一部自動化が進められています。
以下の条件を全て満たす場合は APC を利用出来ます
- 日本のパスポートを使用する
- ESTA 取得後の米国入国が 2 回目以降である
- 手元のパスポートを使用して米国に入国した履歴がある
[aside type=”normal”]ESTA 申請についてはこちらの記事をご参照下さい
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タッチパネルで操作を進める APC キオスク (機械)では日本語も選択可能です。
画面上の指示に従い、パスポートのスキャン、質問事項への回答、写真撮影を行います。
なお、ご家族単位で同時に手続きを行う事が可能です。
操作が終了すると撮影した顔写真等が印字されたレシートのような紙が印刷されます。
印刷された内容に大きな「 ✕ 」の記載がある場合には CBP 職員による手続き②へ進みます。
それ以外の方は、この紙とパスポートとを準備して入国審査の列③へ進みます。
[aside type=”normal”]上記の項目を満たしている場合でも、大きな「 ✕ 」が出ることがあります。
写真がうまく取れなかったり指紋がきちんと読み取れないことも原因かと思います。
指が乾燥していると指紋が取れないことがあるので、職員から頭皮を触って油分を指に付着させることを勧められました。[/aside]
②アメリカ合衆国税関・国境警備局 (CBP) での手続き
以下の項目に1つでも当てはまる場合はCBP 職員による手続きが必要です。
- ESTAを取得していない
- ESTAを取得してから初めて米国に入国する
- 更新・紛失等でパスポートを変更した
- 学生、就労ビザを使用する
- 日本のパスポートを使わない
- 機内持ち込み以外で海外で購入した物を持っている
- 米ドル換算 $ 1,000以上の現金を所持している
- 農作物を所持している
手続きが済みましたら③へ進みます。
③入国審査
係官と対面の手続きは 1 人ずつ行います。
①を通過した方はAPC キオスクで印字された紙、パスポート、搭乗券(航空券)を準備しましょう。
②を通過した方は③を続けて行うことが多いと思うので、パスポート、搭乗券(航空券)を準備しておいてください。
質問内容は各人毎に異なり、それによって所要時間もバラバラです。
代表的な質問は「目的」「目的地 (乗り継ぎか、最終目的地か)」「滞在期間」「滞在先ホテル名」「所持している現金」「日本での職業」など。
滞在先の情報などは予めメモなどで用意しておくと良いでしょう。
2. Baggage Claim で荷物を受け取る
Baggage Claim へと進み、預けていた荷物を一度回収します。
優先搭乗した場合などは、Baggage Claim に行くと既にスタッフによってスーツケースがレーンから降ろされていることが多いです。
3. パスポートと航空券を確認し、再度荷物を預ける
スーツケースを持った状態で進み、カウンターにいる係官にパスポートと乗り継ぎのための航空券を見せます。
カウンターを通過した先でスーツケースなどの荷物を再度預けます。
[aside type=”warning”]預けられない荷物に注意
空港内の免税店で香水瓶やアルコールなどの液体を購入していた場合、手荷物に入れておくとセキュリティチェックで回収される可能性があります。
購入したものは再度預ける前にスーツケースなどの受託荷物に入れた方が安心です。
飛行機の中で頂いた水のペットボトルもダメです。飲んでしまうか、捨ててください。[/aside]
4. セキュリティゲートを通過
手荷物を専用のトレイに入れて探知機を通過させるのはもちろん、上着やベルト、アクセサリー靴も脱いでトレイにいれます。
ノートパソコン等は順番を待っている間にケースから取り出し、トレイの上に乗せる際には本体の上には何も載せないようにします。
バッグや靴などは重ねても大丈夫ですが、高すぎたりトレイからはみ出すようであれば別ける必要があります。
全ての手荷物をトレイに乗せてコンベアーに流したら、ボディチェックの列で待機します。
5. 乗り継ぎをする飛行機が出発するターミナルへ向かう
空港に多く設置されているモニターで出発するターミナルの番号を確認します。
ターミナルや離陸時間は変更になることがあるので、モニターやアナウンスによる案内に注意しましょう。
出発までに時間がある場合、ターミナル間にあるショップを見たり、カフェでコーヒーを飲んだり、ラウンジで過ごすことも出来ますね。
ミネアポリス空港での出国の流れ (乗り継ぎ空港として利用する場合)
復路の際の乗り継ぎ空港では、基本的に入国手続きや荷物の預け直しは不要です。
例えばオーランド国際空港から【ミネアポリス空港】で乗り継いで成田国際空港へ向かう場合、出国手続きはオーランド国際空港で行っていますし、入国および税関検査は成田国際空港で行うためです。
往路のように手続きが少なく、心的にも時間的に余裕があるように見えるかもしれませんが国際線の飛行機は最終搭乗時間が早いのでくれぐれも乗り遅れのないように気を付けましょう。
搭乗ゲートでは
搭乗ゲート周辺にはカフェの席などが多く、混雑すると移動も難しくなる印象です。
早く搭乗したい気持ちもありますが「機内持ち込み荷物が大きくて不安」「特別な希望がある」といった場合以外には、混雑が解消するまで座って待つほうが良いかもしれません。
搭乗ゲート付近のテーブルやカウンターにはタブレットが設置されてあり、食事やドリンクをオーダーするだけでなく、ゲームで遊ぶことも出来ます。もちろん空港の無料 Wi-Fi も利用出来ます。
くれぐれも手荷物の紛失・盗難にはご注意を!
ラウンジ 【DELTA SKY CLUB】
【ミネアポリス空港】にあるデルタ航空ラウンジ【Delta Air Lines Sky Club】をご紹介します。
【Delta Air Lines Sky Club】は【ターミナル1】に2箇所 (マップの赤丸) あります。【ターミナル2】にはありません。
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参考:Minneapolis airport Terminal 1 Map
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F サイドのラウンジ
ここではドリンクや軽食が提供されており、フライト時間までゆったりと過ごすことが出来ます。
また、【Delta Air Lines Sky Club】の Wi-Fii や AC コンセントも利用出来るのでパソコンやスマートフォンを利用するのにも快適です。
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ホットドリンクの種類も豊富です。【デルタ航空】では【スターバックス】と提携しているので【スターバックス】のコーヒーがフリーで飲めます。
機内で提供されるコーヒーも【スターバックス】です。
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軽食も美味しく、野菜が豊富です。
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多くの方が利用するラウンジのようで席は混んでいましたが、フライトまでゆったり過ごすことが出来ます。
C サイドのラウンジ
C サイドのラウンジは F サイドのラウンジに比べてコンパクトでした。
お料理なども F より少なめで、野菜やスナック、ホットミールにはスープが置かれていました。
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もちろん、スターバックスコーヒーも置いてあります。
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日本から国際線を利用した場合、F サイドのラウンジが近いと思います。
【ミネアポリス空港】はとても利用しやすい空港でした。
[aside type=”boader”]アメリカにおけるその他国際空港の乗換についてもまとめています。詳しくはこちらをご参照下さい[kanren2 postid=”2603, 1066, 8450, 9444, 10625″][/aside]
Have a Nice Flight!