【ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート Walt Disney World Resort ( WDW )】の魅力はテーマパークだけではありません。
その広大な敷地ではパークを巡るマジカルなツアーから、パークを離れた自然の中での挑戦まで、多種多様な「Activities アクティビティ」が用意されています。
偶然に出会って参加することができる物もありますが、これらの殆どは事前に予約が必要です。
本稿ではスマートフォンを用いた事前予約から利用までの手順をご紹介します。
[aside type=”warning”]2020 年 7 月以降の予約方法
リゾートの再開に伴う新ルールの適用を受け、本稿で紹介の内容が変更される予定ですのでご注意ください。
・入園のための予約が必要となる
・エクストラマジックアワーの中止
・予約開始日が『利用日の 60 日前から』に変更[/aside]
予約の前に
WEB サイト「My Disney Experience ( MDX )」から予約を行うには、前もって幾つかの準備が必要です。
MDX アカウント
手続きを進めていくと途中で必ず「Sign In (サインイン)」の画面が表示されます。
電話や現地で直接予約を行う際には不要ですが、MDX を利用する際には必ず MDX アカウントが必要です。
先ずは MDX アカウントを作成し、サインインに必要な「Eメールアドレス」と「パスワード」を控えておきましょう。
クレジットカード
オンライン/オフライン問わずクレジットカードは必須です。
殆どのアクティビティは有料です
実際の利用代金を現地で支払う場合でも、期限を過ぎてからの「キャンセル」や連絡せずに利用しない「ノーショー」が発生した場合の手数料を支払うため、「Guarantee (補償)」としてクレジットカードの登録が必要です。
予約時点で請求が発生する「前払い」なのか、情報の登録だけなのかは画面上に記載されますので、注意してご確認ください。
[box class=”red_box” title=”キャンセル手数料”]
原則として予約時刻の 24 時間前より後のキャンセルにはキャンセル手数料の支払い義務が発生します。
また、予約日の前日になるとゲスト自身では MDX 上でキャンセルや変更の手続きを行えなくなります。
ゲストリレーションかリゾートホテルフロントに相談が必要です。[/box]
クレジットカードの名義
「子供がライトセーバーを作る。親は付き添うだけ」などのケースは例外ですが、登録するクレジットカードは「アクティビティを利用する本人」と同一名義であることが基本です。
少なくともアクティビティ会場に登場できる人物の名義と一致させておく方が余計なトラブルを起こさずに済みます。
よほどの事情がない限りは利用者本人が予約して本人のクレジットカードを登録しましょう。
この際に登録するクレジットカードは MDX に予め登録してあるクレジットカードと異なっていても構いませんが、現地で確認の為に提示を求められます。
それぞれの予約や支払いごとに利用するクレジットカードを変更することが出来ますが、管理も煩雑になるためメリットは少ないでしょう。
クレジットカードを持っていない
残念ながらオンラインでの予約についてはクレジットカードは必須です。
現地や電話で予約を取る際には交渉次第ですが、受け入れられる事は稀でしょう。
JCB カードも利用可能であるため日本国内で発行されたクレジットカードであれば登録可能と見込まれますが、信販系やデビットカードなどで受け付け不可になる場合があります。
有効期限や利用限度額など、クレジットカードとして問題が無いようであれば電話で予約できる可能性があります。
一般的に新規カードの発行には数週間を要するため、早目にクレジットカードを用意しておくことをお勧めいたします。
パークチケット
予約の時点では必要ではありませんが、実際に利用する際には必要になる場合があります。
予約だけでは入園出来ない
アクティビティがパーク内で行われる場合、アクティビティの予約(および支払い)だけではパークに入園することが出来ません。
パークチケットの有効期限や日付はもちろんですが、「パークホッパーオプション」の無いパークチケットで「アクティビティだけ別のパーク」という場合には入園できなくなりますので注意が必要です。
ちなみに、「マルチデーチケット」を使用している場合に「特定の日だけパークホッパーオプションを追加する」ことはできません。
同じ施設でも不要な場合がある
例えば【ビビディ・バビディ・ブティック】は【ディズニースプリングス】と【マジックキングダム・パーク】内にあります。
前者はパークチケット不要ですが、後者はアクティビティ利用だけであってもパークチケットが必要です。
[kanren postid=”2656, 記事ID” target=”on” date=”none”]
エクストラ・マジックアワー
アクティビティによっては開始時刻がパークオープンまたは直後の場合があります。
待機時間が「エクストラ・マジックアワー (EMH)」の時間帯になる場合、アクティビティの予約があればホテルの宿泊がなくても入園可能です。(但しパークチケットは必要)
通常の入園待機列とは異なる列が用意されていますので、近くのキャストに確認して並ぶ列を確認します。
待機列(エリア)への入場やアクティビティ会場までの間にマジックバンドをスキャンして予約の有無をチェックするポイントがあります。
なお、通常のオープン時間帯までは会場以外の場所へは移動できないようにロープなどで仕切られていますので、たとえその場で気が変わってアクティビティをキャンセルしてもパークで遊ぶことは出来ません。
予約開始日
通常は利用日の 180 日前から予約可能です。
アクティビティの種類やパークの運営状況などによって異なる場合があります。
それぞれのアクティビティの詳細をご確認ください。
予約方法
WEB サイト ( MDX )・電話・現地ゲストリレーションなどの手段があります。
アクティビティによっては「電話のみ。英語対応のみ」と言う場合があります。
少々ハードルは高いものの、注意事項を十分に理解していれば「アクティビティ名」「日時」「人数」「氏名」「連絡先」「クレジットカード情報」と、提供すべき情報は決まっていますので諦めずにトライしてみましょう。
MDX で新規予約
準備が出来ましたら順に進めていきましょう。
今回は「WDW Star Wars: Galaxy’s Edge Custom Astromech Units」を予約します。
メニューからアクティビティを選択
MDX トップ画面左上の「」>「Things to Do」へ進みます。
「Make Reservations」を選択すれば全てのアクティビティ(アトラクションやダイニングを含む)が表示されます。
ここからジャンルや場所などを絞り込んで目的のアクティビティを検索します。
この際に利用環境によっては「Done」ボタンが画面外にあって絞り込み内容を確定できない(ように見える)事があります。
画面を一番下までスクロールして、更に右側にずらすと表示されるはずです。
内容の確認
名称などの内容を確認していきます。
パーク内で実施されるアクティビティは別途パークチケットが必要です。
更に下方にスクロールするとアクティビティの詳しい内容・料金・場所などが表示されます。
内容を確認したらCheck Availabilityで次へ。
人数の選択
予約人数についての注意事項が記載されている場合があります。
「それぞれのビルダー(作成者)には 1 人が付き添うことができますが、付添人は人数に含めないでください – ビルダーだけの人数を選択してください」
参加者の人数を/で変更します。
「予約が必要な年齢」と「付添可能な人数」を確認しておきましょう。
日付の選択
グレーアウトしている日付と斜線が引いてある日付は受け付け範囲外、または空きが無いため選択出来ません。
時間の選択
- Select a Time Period:
大まかな時間帯を選択します。 - Select an Available Time:
詳細な予約時刻を選択します。
Continueで次へ進みます。
選択内容の確認と情報の入力
- 場所・日時・人数
場所を間違えると体験できません。
予約した人数しか受け入れられません。 - 参加者氏名
「First Name (名)」「Last Name (姓)」は必須項目、「suffix」は入力不要。
全員分の入力が必要です。 - クレジットカード情報
MDX にクレジットカードが登録済みの場合にはカード情報が表示されます。
このカードを使用する際には「Security Code」を入力してUse this Cardで次へ。
他のカードを使用するには【Use a different Card】を選択して新しいカードの情報を入力していきます。「*」の付いている必要項目を全て入力してUse this Cardで次へ。この時に「Save this card to…」にチェックが入っているとエラーが発生することが多いので、チェックは外して進めましょう。
- 連絡先
MDX の登録情報が引き継がれます。
それぞれ変更も可能です。
全て入力出来たら「I have read and agree…」にチェックを入れてReserveで確定します。
予約完了
「Your Reservation is Confirmed」の画面が表示されれば予約完了です。
「Confirmation Number」は利用時に必要になります。
MDX に登録してあるメールアドレス宛に通知メールが送信されるのでこちらでもチェックしておきましょう。
[open title=”通知メール例”]
MDX 上でも「」> MDX >「My Plans」>「Daily Itinerary」から確認できます。
予約のキャンセル
確定した予約は期限内なら簡単にキャンセルできます。
人数や時間などの変更の際にも一度キャンセルを行いましょう。
MDX でのキャンセル操作
予約のキャンセルは「Daily Itinerary」から、予約したアクティビティのCancel Reservationをクリックして進みます。
次に確認の画面が表示されます。
この画面が最終確認です。
Yes, Cancel Reservationを選択すると即時キャンセルされて「Daily Itinerary」に戻ります。
[i_framed]No[/i_framed]を選択すると変化なく「Daily Itinerary」に戻ります。
キャンセル期限
原則『予約時刻の 24 時間前まで』の申し出および操作で、手数料を支払わずにキャンセルすることが可能です。
24 時間より前であっても『予約日の前日』になると MDX では手続き出来なくなり、ゲストリレーションへの相談が必要となります。
期限を過ぎてキャンセルを行った場合、またはノーショーの場合には、規定の手数料が登録したクレジットカードへ請求されます。
通常は「 1 人あたり ○○ドル」という記載なので、複数人での予約の場合には手数料だけで高額になります。
早目に手続きを行うことが最善策ですが、体調不良による急な予定の変更などの場合にはゲストリレーションやフロントデスクで相談してみましょう。
アクティビティ当日
予約時刻の 15 分早前には現地に到着するようにしましょう。
予約確定メールにもある通り、遅刻してしまった場合の特別な措置は行われないので「ノーショー」扱いとなります。
遅れてしまいそうであればゲストリレーションか近くのキャストに相談しましょう。
受付にて登録
受け付けでは予約があることを伝える必要があります。
[voice icon=”https://the-team-triton.com/wp-content/uploads/2020/03/profile-photo.jpg” name=”Nobu” type=”l fb”]I have a reservation at 10:30 under Nobu for 2 (people). The confirmation Number is 〇〇…[/voice]
のように「予約時刻」「予約者名」「予約番号」「人数」を伝えましょう。
或いは単純に予約内容の表示画面を見せるだけでも通じますので、会話が苦手な方はスマートフォンの用意をしておきましょう。
複数人で参加する際には、お手洗いなどは先に済ませて全員が揃ってから声を賭けましょう。
揃っていない場合は受け付けてもらえず、並び直すよう指示されます。
待機時間
アクティビティによっては受付から入場までに待ち時間が発生することがあります。
この際に順番が来たことを知らせる手段が下記のように幾つかあります。
- ページャー
フードコート等で見かける『ポケベル』のような物を渡されて「これが鳴ったら戻ってきて」と言われる場合があります。
待ち時間が比較的長めの時に使われますが、受付から遠くには出かけないようにしましょう。 - テキストメッセージ( SMS )
「text (テキスト)」と表現される事が多いのですが『Eメール』ではなく『ショートメッセージ』なので、米国内で有効な電話番号を持っていないとこの方法は選択できません。
通話やデータ通信ができても 080 や 090 で始まる日本の携帯電話番号は桁数の違いから登録出来ないケースがほとんどです。
登録できない場合には次のように「有効な番号を持っていない」旨を伝えて別の手段で待機しましょう。
[voice icon=”https://the-team-triton.com/wp-content/uploads/2020/03/profile-photo.jpg” name=”Nobu” type=”l fb”]I don’t have any available number. Any options?[/voice] - 付近で待機
上記の何れの方法でもない場合、『名前を呼ぶので近くで待機して』と伝えられます。声の聞こえる範囲で待機しましょう。
なお、日本人の名前は発声しにくいことがあり、自分の名前とは思えない呼び方をされていて気づかない事もあるので注意しましょう。呼ばれたのか疑問に思った際には遠慮せずに確認しましょう。
放っておくといつまで経っても呼ばれずに時間になってしまい「さっき呼んだのに来なかった」とノーショー扱いになってしまうこともありますので注意しましょう。
[voice icon=”https://the-team-triton.com/wp-content/uploads/2020/03/profile-photo.jpg” name=”Nobu” type=”l fb”]・Excuse me, but did you call my name “NOBU”?
・Have I been called out?[/voice]
呼ばれたときには「(I’m) Here!」「Yes.」ではっきりと返事しましょう。
支払いと入場
アクティビティによっては入場前に支払いが発生します。
支払いがない場合でも予約時に登録したクレジットカードとフォトID(写真付きの本人確認書類)を確認しますので、予約番号と合わせて準備しておきましょう。
予約時点での前払いでなければ、ダイニングプラン等も含めた他の支払方法も選択可能な場合がほとんどです。
「これで支払いできるのかな?」と思うことがあれば以下の表現を参考にしてみてください。
[voice icon=”https://the-team-triton.com/wp-content/uploads/2020/03/profile-photo.jpg” name=”Nobu” type=”l fb”]Do you [ accept /take ] Disney Gift Cards?
(ディズニーギフトカードで支払えますか?)[/voice]
「Disney Gift Cards」を「他の支払い手段」に変えて確認することができます。
[voice icon=”https://the-team-triton.com/wp-content/uploads/2020/03/profile-photo.jpg” name=”Nobu” type=”l fb”]Can I pay by [cash (現金) / my Magic Band / Touch to Pay (マジックバンド)]?[/voice]
のような表現も可能です。
[aside type=”warning”]有効な Photo ID
アクティビティだけでなく様々な場面で本人確認書類として「Photo ID」を求められることがありますが、日本在住の方の場合は「日本国旅券(パスポート)」がほぼ唯一の選択肢になります。
写真が付いていても「(日本の)運転免許証」「国際運転免許証」「社員証」「写真付きクレジットカード」「英語表記のある会員証」等は「Photo ID」として認められないケースがほとんどです。
パスポートのカラーコピーは原本紛失時に役に立つ事がありますが、本人確認時には確実とは言えません。[/aside]
利用後
アクティビティ利用後に予約した内容が MDX 上に表示され続けることがあります。
これは MDX の仕様なので特に問題はありませんし、恐らくゲストリレーションなどでも消すことは出来ないと見込まれます。
「ノーショー扱いになって手数料を請求されたらどうしよう」と心配する気持ちもありますが MDX が改善されるまでは気にしないことです。
どうしても心配な方は支払い時に渡されるレシートを大切に保管しておきましょう。
FP+ やダイニングの予約と同じ様に、人気のアクティビティは受け付け開始直後に定員になってしまうことがあります。
しっかりと準備をして、本稿を参考に手続きを進めていただければ幸いです。
アトラクションや花火だけではない、広大なリゾートの魅力と感動を是非体験してみてください。
どうぞ良い旅を!