ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート (WDW) へ行くことが決まったら、早めに予定を立てた方が良いと思います。
今回は【Epcot エプコット】で FastPass+ (FP+) を導入している施設をご紹介します。
グループ分けのポイント
対応施設数:【1】… 4 /【2】… 7
エプコットの FP+ 対応施設は 11 と最も少ないのですが、実質 14 の「アトラクション」のほぼ全てを網羅しています。
ハリウッドスタジオと同様に「キャラクターグリーティング」施設には FP+ の適用が無く、全てスタンバイ対応のみです。
【Epcot Forever】以外の【1】は全てライドタイプのため所要時間は比較的短くなっています。
【2】はライドタイプも含め所要時間が長めの物ばかりですが「上演開始時刻」などの制約が無いため、時間変更も含めて比較的自由に予定を組めるでしょう。
なお、夜のショー【Epcot Forever】が【1】に属しているため、こちらを選択すると、FP+ で利用できる【1】が 1 つのみ、【2】と合わせても 3 つまでに限られてしまいます。
「どうしても FP+ エリアで鑑賞したい!」という強い希望が無い限りは外しておく事をお勧めします。
Group 1
Epcot Forever
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:ショー、屋外
2019 年 9 月 30 日に約 20 年の歴史に幕を閉じた【Illuminations: Reflections of Earth イルミネーションズ:リフレクションズオブアース】を引き継ぎ、2019 年 10 月 1 日から【Epcot Forever】がスタートしました。
ワールド・ショーケース・ラグーンで行われる【エプコット】の夜を飾る華麗なスペクタクルショーです。
「イマジネーションのひらめき」から始まる壮大な夜の光のショーでは、花火やレーザー、カイトによって壮大なエプコットのこれまでとこれからの一大叙事詩が展開していきます。
FP+ の鑑賞エリアは、ワールド・ショーケース・ラグーンに面した広場ですが、ショー自体はラグーンの周りのどこからでも鑑賞できます。
鑑賞エリアは立ち見になること、鑑賞エリア以外からでも楽しめること、夜の遅い時間になること、キャンセルなどの可能性がありその場合の補填が無いことなどから、【1】として取得するのはあまり得策では無いように思えます。
Frozen Ever After
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:スローライド、ダークライド、ボート
2016 年 6 月 21 日にオープンした、ディズニー映画【Frozen アナと雪の女王】の世界を楽しめるアトラクションです。
【World Showcase ワールドショーケース】のノルウェー館 (エントランスから見て湖の左側) にあります。
作品の舞台となった美しいアレンデールの国を訪れたゲストは、アナ、クリストフ、オラフ、スヴェン達の歓迎を受けエルサの待つ氷の宮殿へと向かいます。
大人気のキャラクター達が登場することも魅力ですが、「ボートライド」なので一部を除き動きは緩やかで、小さなお子様からご高齢の方まで幅広く楽しめるアトラクションです。
早朝や EMH を利用できるならば FP+ は他に回したほうが良いかもしれません。
オープンと同時に利用する際にはエントランスからかなりの距離を歩きますので歩く準備を行っておきましょう。
Soarin’ Around the World
- 年齢・身長制限:102㎝以上
- タイプ:スローライド、シュミレーター
ハンググライダーで『ふわり』と高く舞い上がり、『風』や『香り』を感じながら【オーストラリア:シドニー港】【中国:万里の長城】【アルゼンチン:イグアスの滝】など世界中の名所の空を旅することが出来るアトラクションです。
【ソアリン・ファンタスティック・フライト】として 2019 年に東京ディズニーシー ( TDS ) にオープンしましたが、少し異なる旅程なので TDS で体験済みの方にもおすすめです。
WDW 版も大人気のアトラクションですが、スタンバイであっても TDS のような待ち時間にはなりません。
FP+ でも 4 枚目以降で取得できることも多いため時間に余裕があれば後回しにするかスタンバイで利用することも有効でしょう。
また、【1】の中では唯一エントランスから見て右側のエリアに位置しているため、【2】の施設の前後に組み込むことで移動距離と時間を短縮することができ、全体の効率化が期待できます。
Test Truck
- 年齢・身長制限:102㎝以上
- タイプ:スリルライド、ローラーコースター、落差無し
ここは自身がデザインした理想の車をテスト走行させる施設です。
デザインには『性能』『レスポンス』『効率』『パワー』の 4 つの要素を考慮する必要があります。
『パワー』重視のモンスターマシンを作るか、『効率』重視のエコカーにするか、全てはあなたのデザイン次第です。
デザインが完成したら、いよいよあなたの車の性能をテストしましょう!
果たしてテストの結果はどのようなスコアが出るでしょうか?
WDW 内最速 ( 約 104 km/hr ) で急制動のあるアトラクションですが、激しい落差や回転はないため「スリルライド」があまり得意でなくても利用できる方が多いと思います。
コースの一部が屋外に露出しているため天候の影響を受けやすく、季節 ( 6 – 11 月) によっては終日アトラクション利用休止になることもあります。
平均して午後から夕方にかけて雨が降ることが多いため、利用する際にはなるべく早い時間帯の FP+ を取得することをおすすめします。
Group 2
Disney & Pixar Short Film Festival
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:シアター、屋内
有名なディズニーやピクサーのショートフィルムをこれまで観たことのないような 4D 映像で楽しむことが出来ます。
アニメーションに秘められたイマジネーションとイノベーションを探る旅に出かけましょう。
シアターでは 3D メガネと劇場効果を使って 3 つのショートフィルムからなる 18 分の映像を楽しむことが出来ます。
上映内容は変更される場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
【Journey Into Imagination With Figment】の隣に位置しているため、これら 2 つの施設は連続して利用出来ます。
【2】の中でも最も効率よく利用できるベストな組み合わせと言えますが、所要時間に余裕を見ておいたほうが良いでしょう。
Journey Into Imagination With Figment
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:スローライド、ダークライド、音と光の演出
ゲストは Dr. Channing の感覚を使った研究所内で、5 つの感覚-聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚- を使った愉快な旅に出発します。
Figment:フィグメントというイタズラ好きな紫色のドラゴンが『イマジネーション』の世界を案内してくれます。
Dr. Nigel Channing と Figment
Dr. Nigel Channing の姿に見覚えがある方も多いのではないでしょうか?
実は彼は以前、東京ディズニーランド ( TDL ) のアトラクション「ミクロアドベンチャー」に『イマジネーション研究所』の所長として出演していました。
ライドタイプのアトラクションです。
アトラクション利用後には、【Image Works】 というインタラクティブなプレイエリアで探検、体験、創造をすることが出来ます。
FP+ は取得しやすいのですが、クローズは他施設よりも早い事が多いため、遅い時間における調整としては使い難い印象があります。
Living with the Land
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:スローライド、ダークライド、ボート
ボートに乗って熱帯雨林や穀物の育つ土地、農園、さらには実際に野菜が栽培されている研究所を見学し、大地の豊かさを知ることが出来ます。
普段何気なく食べているナスやトマト、キュウリなどが栽培されているエリアを見学しながらボートに乗っていると、食べ物に感謝したくなるかもしれません。
このアトラクション内で栽培されている野菜は、同じ建物 (ランド館) 内にある【The Garden Grill】というキャラクターダイニングで食べることが出来ます。
【The Garden Grill】を利用するなら、併せて【Living with the Land 】を利用するとより楽しめると思います。
Mission:SPACE
- 年齢・身長制限:112 cm 以上
- タイプ:スリルライド、シュミレーター、回転、閉鎖空間
宇宙旅行の研修生として、宇宙空間を飛行する体験が出来るアトラクションです。
シュミレータータイプのため高速移動や落差はありませんが、回転による負荷と狭い空間が苦手な方は利用を控えたほうが良いでしょう。
少し心配な方は 2 つのコースから選択できるので、比較的緩やかな『グリーンチーム』を試してみると良いでしょう。
エキサイティングなモーション・シミュレーターに乗りますが、強い重力を感じることはなく乗り物酔いしにくいコースです。
乗り物酔いを経験したことのない方でも、吐き気、頭痛、めまい、見当識障害を起こす可能性があります、と注意事項に記載されています。
アトラクション利用時に Launch Ticket をキャストに返却してください。
【2】の中で唯一パークの左側に位置しているため、他の【2】との組み合わせによってはパーク内の往復が発生してしまいます。
FP+ を取得するなら「Frozen Ever After」や「Test Track」の前後にすると移動距離が少なくて済みます。
もっとも、敢えて FP+ で利用する必要はないかもしれませんので、強い希望が無ければ他を優先したほうが良いでしょう。
The Seas with Nemo & Friends
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:スローライド、ダークライド
ディズニー・ピクサー映画【ファインディング・ニモ】のキャラクターと一緒に、色鮮やかな海の中の世界を探検することが出来るアトラクションです。
貝殻型のライドに乗り込み、ニモや仲間達が泳いでいるビッグ・ブルー・ワールドへ出発します。
映画でもお馴染みのホオジロザメのブルースや、アオウミガメのクラッシュ、スクワート達にも会えるでしょう。
クラッシュ達と一緒に EAC(東オーストラリア海流)に乗って大移動!
どなたにでも安心しておすすめできるアトラクションです。
少し離れた場所に位置しているためわかりにくく、初めて利用する際は辿り着くために時間がかかるかもしれないのでご注意ください。
Spaceship Earth
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:スローライド、ダークライド、方向転換
【エプコット】のシンボルである大きな球体の中に入り、ライドに乗って時を越えて『コミュニケーション』の歴史を巡るアトラクションです。
緩やかな傾斜はあるものの移動速度がゆったりとしていること、案内の言語で日本語を選択できることより、どなたにでも安心してお勧めできます。
記録に残る最古の時代へタイムスリップし、アルファベットの考案や印刷機の発明、ルネッサンス期の各種作品の登場、そして近代メディアの通信が発達した経緯など、オーディオ・アニマトロニクスを通じて知ることが出来ます。
旅の終盤では手元のタッチスクリーンで私達の住みたい未来をデザインすることが出来ます。
あなただけの素敵な未来を作り上げてみて下さいね。
Turtle Talk With Crush
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:シアター、屋内
【タートル・トーク】は東京ディズニーシーにもあるアトラクションです。
ジンベエザメのデスティニー、シロイルカのベイリー、タコのハンクなど【ファインディング・ドリー】の仲間達も登場します。作品を観てからアトラクションを利用すれば、より楽しめるでしょう!
なお、会話はすべて英語なので、多少英語力があった方がより楽しめるでしょう。
キャラクターグリーティング
2020 年 3 月現在、エプコットにおいて FP+ を導入しているキャラクターグリーティング施設はありません。
以下は過去の情報です
Epcot Character Spot (年齢・身長制限なし)
- 年齢・身長制限:なし
- タイプ:グリーティング、屋内
ミッキー、ミニー、グーフィーのグリーティングには FP+ が導入されています。
ベイマックスなどもグリーティングを行っていますが、こちらはFP+ 対象外です。
一つの FP+ でミッキー、ミニー、グーフィーの 3 人と会うことが出来ます。
ミニーマウス
ミッキーとグーフィーもスタンダードなコスチュームでした。
FP+ の取り方ポイント
- スリルライド早い時間の【テスト・トラック】
- スローライドEMH 利用等が無ければ【フローズン】
- 【2】から 2 つ選ぶ。早めの時間帯を取得しておく
その後の【2】の FP+ の選択に迷ったときには【シー・ウィズ・ニモ&フレンズ】や【ジャーニー・イントゥ・イマジネーション・ウィズ・フィグメント】で調整しやすいでしょう。
逆にこれらの【2】を最初の 3 枚に組み込む際、遅い時間にしてしまうと他の FP+ が取りにくくなるのでご注意下さい。
【1】の施設と【2】の施設とは湖を挟んでパークの左右に分かれています。
【2】→【1】→【2】のように取得するとパーク内を往復することになるため時間管理にご注意下さい。
【エプコット】で予約出来る FP+ の施設は 2 つのグループに分かれており、取得にはルールがあります。
とても人気のあるアトラクションやショーばかりなので、一日の予定を考えて FP+ を取得してください。
【エクストラマジックアワー】を上手く利用するのもオススメです!
どうぞ良い旅を!